アロマセラピーは心身の病気の治療や軽減に補助的な効果があり、日常のストレス軽減や健康管理に役立つことが医学的に証明されています。
薬物療法や外科的治療を中心に行う西洋医療だけでなく、アロマセラピーなどの補完代替医療を取り入れる医療施設も増えてきています。
このような医療施設に勤務する看護師がスキルアップの為に、日本アロマセラピー学会認定医療従事者の資格を取得することで、看護師としての業務以外にセラピストとしての役目を担うことができます。
アロマセラピーは、患者の体に直接触れ寄り添いながら施術を行うので、病気や症状という表面的な事だけでなく、看護師としてホリスティックに患者を見ることができます。
その結果患者の身体的苦痛や精神的不安を和らげることができます。
看護師が医療とアロマセラピーの知識に精通していることで、芳香成分の効果が疾患や症状にどう影響するか医学的な視点で患者に説明できる強みもあります。
さらに施術する自分自身にも癒しの効果がありメンタルの健康維持に役立ちます。
またアロマケアの知識と技術は全科にわたって活かせるので、より多くの患者に対応することが可能になります。
受験資格は日本アロマセラピー学会の正会員になること、同学会の全4日間、計18時間の基礎セミナーに全て参加することで得られます。
認定試験は筆記試験で合格すれば認定、登録されます。
資格取得までには、基礎セミナー受講料、認定試験受験料と認定料などの費用、半年程度の期間を要します。
資格取得後もセラピストとしてのスキルアップを目指し、情報収集や学会、セミナーへの参加を行い勉強を続けることが大切です。